活動報告
「ふるさと納税」からつづき「弘前市決算説明書」を見てみた
この際だからと、引き続き弘前市ホームページの
「令和2年度決算説明書」を読み進めていたら、
《市税》が10億2,835万9,000円で、
前年度からなんと1億円以上減っていることがわかった。。。
新型コロナウイルスの影響だろうなぁと思いながら、
ちなみに最近で多い時っていくらなんだろうとみたところ、
平成29年度が12億4,961万3,000円であった。
なんと、2億2,125万4,000円の差(!)
この差の原因は何なんだろうと急に興味がわき、
素人なりに色々調べてみました。
調べ方が正しいのかどうかはさておき・・・
【徴収率】というのが目に入り、計算してみたところ、
平成29年度
調定額12億7,511万5,000円(推計値)
収入額12億4,961万3,000円(徴収率98.0%)
令和2年度
調定額10億6,676万2,000円(推計値)
収入額10億2,835万9,000円(徴収率96.4%)
という数字が出ていた。
調定額だけで2億円以上差がある・・・
単に新型コロナウイルスの影響だけじゃないのでは思いながら、
さらに深掘りしてみたところ、
国税庁のホームページに“地方法人税率が改正”とあった。
概要を見ると、【法人住民税法人税割の税率を5.9%引き下げる】
(都道府県分を3.2%から2.2%に、市町村分を9.7%から3.7%にそれぞれ引き下げる)
とあり、さらに、
【令和元年10月1日以後に開始する課税事業年度から適用】とのことだった。
税率引き下げなら、
そりゃ2億円以上も差が出るわと妙に納得しながら
決算説明書を読み進めていたところ、
【法人事業税交付金】という項目が出てきた。
【法人事業税交付金】とは
地方法人特別税・譲与税制度の廃止に伴う
市町村分の法人住民税法人税割の“補填措置”として、
法人事業税額一部を都道府県から市町村へ交付する制度で、
令和2年度から交付とのこと。
ん?補填措置?ということは・・・
令和2年度の市税10億2,835万9,000円と
交付金1億853万1,000円を足すと、
11億3,689万円が実質的な市税の額なのか?
1億チョットの差なら、
新型コロナウイルスの影響と言っても
おかしな話ではないかも、と思いながら、
「早く雪やまないかなぁ」と思う夜でした。